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同僚が最近1年間で担当した患者さんを対象に調査を行っているのですが、それによると1年間で約200人の新患患者を担当していたそうです。
この1年間はスタッフ数が増え、以前と比較して担当患者数はかなり減ったので、年間の新患数ももっと少ないかと思っていましたが意外と多いですねえ。年間365日のうち、勤務している日数は多分230日前後ぐらいなので、今は1日1人の新患を担当するぐらいのペースなのかもしれない。 昔は1日に新患さんが5人という時もあって、多分今の2倍ぐらいだったのじゃないのかなー。あくまで体感的にですが。 それで計算してみると 私は今で8年間勤めたので、 最初の7年が400人×7=2800人 その後の1年が200人×1=200人 上記を足すと3000人。 多いのか少ないのかわからんな。ちょっと相対化します。 日本の人口127,156,225人を3000人で割ると、約42000人につき1人を担当したことになる。 フォークランド諸島の人口は約3000人なので、それと同じぐらい。 市町村のうち、村は187村存在するが人口3000人未満は90村ぐらい。 以上のデータはウィキペディアを使いました。 ま、相対化しても結局よく実感できないですが、なんとなく結構多いんだなーという気もします。もともと人見知りする性質なんですが、就職してから改善された気がするのは多くの患者さんに会ったおかげかもしれないな。人見知りのままじゃこの仕事できないですからね。 #
by sakesukipt
| 2010-03-10 22:29
先日、義肢を扱っている会社が切断患者さんを招いての催しを開いたのでお邪魔してきました。その会の趣旨は、切断患者さんに新しい義足部品の紹介や理学療法士の講演や歩行訓練を受けてもらうことが主です。単なる営業じゃなくて、歩行訓練まで受けてもらうところがフォローが細かくて良いと思う。最近は在院日数が短くなった関係で十分なリハビリを受けられず、部品の性能は向上しているのに切断患者さんの歩き方はむしろ悪くなっているという問題意識もあって、こういう会を設けているとのこと。私はただの視聴者でしたが大変勉強になりました。
その中に来られている人で、80歳ぐらいの大腿切断患者さんがいたのですが、その歩き方のきれいなこと!今まで杖も使ったことがないそうです。旅行もどんどん行かれて、若い切断患者さんやもしかして同年代の健常者より、活動的な生活をエンジョイしておられるのかもしれません。この人をスターウォーズの登場人物に例えるとすれば、ジェダイマスターのヨーダでしょう、やはり。 ヨーダは切断してからのキャリアが長いせいもあって歩くのが上手いとは思うけど、単に長ければ義足歩行が上手くなるというものでもない…(相関はするけどイコールではないと思う)。 とにかく、畏敬の念で見ていました。 私だけじゃなくて、周りの人(若い切断患者さんも含めて)も呆然としていました。 こういうことがあるから面白い。 時として専門家の小難しい話を聞くより生の患者さんに会う方が勉強になるし、興奮させられます。 ヨーダに会えて良かった。 これからもお元気で。 #
by sakesukipt
| 2010-03-07 20:49
本のタイトルに惹かれて上記の本を買いました。
ドキッとするタイトルですが、著者は2人の理学療法士です。 著者達は慢性期の患者さんをみてきた経験が豊富で、本の前半はこれまでの経験(というか人生の道程)が記述されていて、それが後半の2人の対談に説得力をもたせる構成になっています(この前半が効いて後半の対談の言葉も理解しやすいものになっているので良い構成)。周囲の無理解と戦いながら独自の方法論を作ってきた人間の説得力があって、慢性期のリハビリテーションに対する率直で正直な内容だと感じました。 著書達の共通認識として、「急性期や回復期ではリハビリは効果あるかもしれないけど、それ以降ではいわゆるリハビリ(機能訓練)に効果なんてないよ。リハビリに過剰な幻想を持つのは止めよう」というのがあるようで、それがそのままタイトルに表れています。こういうことを堂々と言う理学療法士の本が出版されることは意見の多様化という意味で良いことと思います。 「厚労省がこれからは介護予防だ!と言いだすと巷の流れがワーっとそれにいって筋トレだ!脳トレだ!といかいうのは所詮ブームに過ぎない。介護現場の人間はそんなものにほとんど効果がないことを感じている。もっと高齢者の実相に基づいたことをしなければいけない」という批判もありました。上から目線の批判に感じられる部分もありますが、著者達の高齢者に長年接してきた深い尊敬と愛情から発せられる批判だということもある程度は理解できる。 結局、人間いつかは死ぬのであって、リハビリで多くのことが解決するみたいな幻想は人間の実相に反しているというのがこの本に通底している認識だと思います。ちょっと観念的すぎるというか虚無的というか、そんな目で見たらそら全て無駄に思えまっせとも感じましたが。 急性期病院しか知らない私としては、とりあえず目の前の患者さんにベストを尽くすしかないし、急性期の患者さんの多数はリハビリである程度は良くなります。私はそのための方法論を考えてきましたが、それ以降のことをよく知らない。でもなんとなく想像していた部分とこの本に書かれているある種の部分(全てではない)は近いところもある気がした(経験したことがない人間が言うのもおこがましいが)。 リハビリというのは急性期、回復期ではリハビリの具体的な方法論が大事だと思いますが、慢性期ではそれ以上に認識というか哲学も大事なのかな、とも思いました。例えば、歩けることに意味はない、歩いて何をするかが大切だ、みたいな。今の私は患者さんをいかに歩けるようにすることしか考えてないし、いかに生きるかという領域まで立ち入るつもりはありません。 私もいつかそういう現場で仕事をすることが来るのかなー。 ま、定年まで勤めることができ、それ以降も生きることが許されるなら、自分が高齢者になって、いやでもそのあたりの意味を考えることになるだろう。 #
by sakesukipt
| 2010-03-03 22:13
今日はよく晴れていて、風も適度にあって、気持ちの良い1日でした。
・・・が小さな学会があったので、浮世の義理で参加してきました。 ・・・が途中で退席して、あたりをドライブ^_^; もう菜の花が咲いているのですね。全然気付いていなかったけど。 菜の花は何故川の周りに咲くことを好むのだろう? なんか理由があるのでしょうけど、両者の並ぶ風景に癒されます。 よく晴れた日の夕暮れに山の稜線をみていると、もうほとんど失ったけど、かろうじて残っているある種の心の琴線をノックされている気がする。子供の時にはあった無垢な心みたいなものが稜線を目で追いかけているうちに蘇ってくるような感じがする。でも、それは山と同じように随分遠くにあるのだろう。 もう少し年をとったら、こういう時に一句詠むようになるのかな ^_^; #
by sakesukipt
| 2010-02-28 22:12
こんなタイトルをつけるとまるで論文みたいですけど(^^ゞ。
整形外科医と人工膝関節置換術(TKA)に関する調査をしているのですが、今日は6時間ぐらいレントゲンを見たり、過去のデータを集めたりしながらミーティングしていました。ちょっと疲れたけど面白かった。 約30人の膝関節のレントゲンを見ながら、「これはKL分類で3ですかね」「いや、4でしょう」などと関節症の進行程度のグレードをつけていたのですが、男女でちょっと違うのかなーと思いました。 TKAをするぐらいだから、どの人も術前の関節裂隙はかなり狭小化しているのですが、女性の方がよりひどい気がしました。男性の場合、裂隙が狭小化していても軟骨下骨の骨硬化像がそれほど明らかではないのに対し、女性は結構ひどい人が多い気がした。それだけ女性は我慢に我慢を重ねて、オペを決意する人が多いのかなと。逆にいえば、男性は女性より痛みに弱くて、早めに手術に踏み切るのではないかと。 私の経験では男性でTKAをする人は術後の経過が早く良くなる印象があって、これまでは男性のRAが少ないから、筋力は男性の方が強いから、などと思っていたのですが、ひょっとして男性は関節症がひどくなる前に手術するから術後の経過も良いのかなーとも思ってしまった。 つまり男性は女性ほど根性がない…とは言いませんが(^^ゞ、女性の方が痛みに強いのかな。 いかにもありそうな話だと思うけど、症例数が少ないのでなんともいえませんね。 しかし、これでよく生活できていたな、と思うようなひどい術前のレントゲンはすべて女性でしたね。尊敬に値します。 #
by sakesukipt
| 2010-02-21 00:42
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